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2011年2月県議会での代表質問の主な内容 >> |
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(はじめに) また関西広域連合にかかわっての参加見合わせは、適切なる好判断だったと賛意を評します。なお奈良県立医科大学の大学附属病院の現在地を中心とする一体的強化充実。救命救急医療・医療先端技術高度化のための体制構築の積極化に強く期待し願求するものであります。引き続いての荒井知事の知事立候補への意欲を歓迎し、私の支援関係団体および会員に呼び掛け、荒井知事の再選支持を奨励します。 @ 関西広域連合に関して 昨日来の代表質問でも取り上げられていますが、3年前、私が県議会議長にあった際、関西広域連合の提起のあったことを想い起こしています。先ずは近隣府県連携ではなくて広域連合だという組織と業務において、設立意義が希薄で機能のない仕組みは、屋上屋を重ねるもので、無用な展開だと返答いたしました。そして近畿議長会においても、奈良県議会としても勉強することにやぶさかではないが、広域連合議会なるものも設置されるとあるが、各府県議会との間での権限の調整などの複雑な課題が残り、かつ経費の無駄や、奈良県は大阪、兵庫、京都に埋れてしまうおそれありと、参加には乗気ではないことを主張いたしました。 荒井知事におかれましても県議会で随時、見解を述べられ、余計な経費と時間の浪費、責任の不明確さを懸念されてこられました。広域連合の初年度予算が公表されましたが、年間4億7380万円もの経費がかかると聞き及んでいます。これは余計なコスト高経費の見本を示すようなものであります。 国の機関である地方支分部局の廃止方針にかかわる事務の受け皿のために関西広域連合を設置するという言い方もされているようであるが、広域連合でなければ受け皿になり得ないと言うなら、全国の他の地方ブロックでは受けられないということであり、これとても国の定かな事務内容と税財源根拠が不透明な状況の下では参加は如何なものかと案ずる次第です。 定まらぬ道州制への過程でもない関西広域連合づくり、何がポイントなのか。当初は各府県それぞれに広域防災や観光・文化振興 にポイントがおかれていました。しかしこれにしても近隣府県提携行政で充分です。ドクターヘリにしても、今後とも、広域連合との連携で運航が可能であると大阪府知事も言明されています。その他に何が急がれますか。参加府県知事の同床異夢の中の広域連合の効果は何なのでしょうか。いま大阪都構想をめぐる大阪の府と市の首長バトルは大阪都妄想論だという反論を呼び、熾烈さに加えてマスコミに煽られての大阪府知事の有頂天なはしゃぎは、かえって広域連合にかげりを見せています。政令都市4市の参加意向に対し、橋下大阪府知事の嘲笑の如き受け入れ発言に隠された意図を見ます。行き着くところは関西復権ではなく大阪戦争への巻き添えという破綻の道ということでしょう。地方主権、奈良の主権が損なわれます。近隣府県との個別課題ごとの連携を今後とも強調し、経験を重ねることに今日的意義があると考えます。知事と私の思考とに開きがないと思いますが如何でしょうか。 A 一括交付金について
私は、この制度がどのような形になるのか、非常に高い関心を持って注目してきました。一体いくらの額が地方に配られるのか、その配り方はどうするのか、むしろ奈良県などは従前よりも減額になるのではないか、といった心配があります。 私は、特に県南部地域の厳しい状況を憂い、昨年の11月19日に、「南部振興議員連盟」会長として、幹事長の国中議員とともに、道路整備予算の確保について、国土交通大臣はじめ県選出国会議員の方々に要請活動を行ってきました。 また、時を同じくして、全国都道府県議会議長会からも同様の提言が出されており、いかに多くの地域で、まさに同じ悩みを抱えているかが浮き彫りになっています。 しかし、未だ制度の詳細が判明していないとのことで、全体の9割は継続事業の事業量を考慮して配る、残り1割は客観的指標によって配るとの説明が国からあったようですが、その算定方法はまだ明らかにされていません。また、交付金の対象も従来の補助事業の範囲内での選択ということであります。 これで、本当に「地方が自由に活用できる」交付金になるのか、私は疑問を感じております。 B ポスト平城遷都1300年祭と文化観光について
国際会議の開催と平城宮跡の国営公園指定の政府閣議における承認、大極殿完成、天皇・皇后両陛下をはじめ国内外の大勢の賓客を迎えての盛大なる式典、あるいは記念マラソン大会に1万人余の参加者がありました。且つ「せんとくん」の人気にあやかり、平城遷都1300年事業協会が2010年の「関西元気文化圏賞」の大賞を受賞。また「せんとくん」を主役に、引き立て役の「マントくん」「ナームくん」の働きも評価すべしでありましょう。「かぐや姫」「蓮花ちゃん」「ひなこちゃん」などキャラクター人形のブームも起こし嬉しいことです。 いまわが御所市域にあっては京奈和自動車道建設にともなう文化財発掘調査が進められ、貴重な文物が多数出土し、いまにして新しい歴史の発見に注目が集まっています。なおまた白洲正子女史著「かくれ里」(1971年、新潮社より単行本として発刊、1991年、講談社より文庫本として第1刷発行、現在、第42刷発行)のエッセイが再燃、話題を賑わせています。「この地こそ日本の始祖です」という内容が懐古を込めて語られています。この地、御所の葛城周辺は、荘厳な古代史を物語る文化遺産が豊富であります。南郷遺跡群・極楽寺ヒビキ遺跡、巨勢山・宮山古墳、條・池之内の秋津遺跡、水泥、森脇等々の古墳群。また神仙、尊厳を漂わせる修験者の命脈、いまも息づく役小角(役行者)の吉祥草寺、高天彦神社と雄略天皇合祀の一言主神社、生薬の始祖・少彦名命と鴨都波神社、王城院と神武天皇社等々、繰り広げられてきた古代歴史のロマンであります。継承されている「まつり」には先祖・歴史への感謝が込められています。 本居宣長の「菅笠日記」の一節には、「橿原京 在柏原村」と記され、「橿原神宮」は白橿と呼ばれた地であり、本来は御所市柏原にこそゆかりありと「橿原」と「柏原」の遷都をめぐる所在の選定をめぐる秘話をも記されています。白洲正子女史は、地元の先輩・元県議会議員で文化人でもあった故西口紋太郎氏と共に葛城の山なみ、寺社を歩き訪ねて史実に確信したとも記されています。 古事記、日本書紀をよみがえらせること、葛城王朝など大和路の深い深い歴史探訪に広く多くの人々をお誘いする環境づくりと、生き生きした郷土の再構築のための文化歴史館など観光往来の諸施策を求める次第であります。知事の考えを伺います。 C 南部振興と御所市振興について
B次に地域格差の問題です。御所市は、過疎法等の範疇・地域ではないが、実態は過疎化現象であり、同様の施策を加味されたいものであります。市民の皆さまも、それぞれムラ、街の伝統的文化などを掘り起こし盛り上げ、ムラ興し、街興しに真剣であります。市民共通の声として人びとを招き、訪れて頂くためには鉄道玄関口の印象は大切であると焦眉の関心事になっています。御所、玉手、掖上、吉野口の駅前、とりわけ御所の玄関でありますJR御所駅と近鉄御所駅前周辺の開発整備は根幹的な問題であります。「御所市第4次総合整備計画」(第5次計画立案中)や「奈良県都市計画マスタープラン」において、生活拠点として計画がなされていますが、一向に進んでいません。原因は何なのか。格別のご支援、援助を願うとともに、活性化元気のためには、産業振興と就業の場の確保。安全・安心・快適な生活のための社会基盤の整備。地域の魅力資源を活用した観光・交流・定住の促進という知事の未来構想にかなう対策・施策の具体化を願求する次第であります。 Cいま述べたとおり、御所市の振興・活性化のためには様々な課題があろうかと思います。これらの願いとともに、いま進めて頂いている京奈和自動車道・御所インターチェンジ周辺の産業集積地の工場等誘致の積極的かつ強力に引き続き展開をお願い申し上げます。また、御所東高校跡地の活用と各地の県内高校廃校跡の活用についての基本方針は如何ですか。民間への譲渡は如何なものでしょうか、あわせてお伺いします。
D 「奈良のくすり」の製造、並びに販売の振興について
一昨年、46年ぶりに薬事法が改正されました。依然として景況厳しく、県内の薬業界を取り巻く環境は厳しさを増しています。配置販売業においては、お得意先の減少、販売員の高齢化にともなう後継者問題への対応など喫緊の課題が山積しています。 また、先ほど申しましたように、「奈良のくすり」は古くから配置販売として発展してきた経緯がありますが、配置員の高齢化や後継者不足により配置販売の売上が減少する中、製薬までもが苦戦を強いられている状況にあります。 E 在宅医療について
在宅医療の目的は、このような患者の希望を実現するため、主として患者宅における適切な医療提供を通じて、可能な限り患者の精神的・肉体的な自立を支援し、患者とその家族のQOL(生活の質)の向上を図ることにあるといえます。 このような中で、在宅に医師が往診をし、また24時間何かあれば電話で相談に応じてもらえる「在宅療養支援診療所」として大和高田市に「あすかクリニック」という診療所が開設されると聞いております。このような診療所の開設は、これまで、在宅における医療に十分に対応できず、社会的入院が問題となっていたことを考えると、大変画期的なことだと思います。私は、超高齢化社会を迎えるに当たり、高齢者が自宅で安心して暮らしていくためには、在宅での療養に対する支援が重要と考えております。 また、在宅医療に携わる関係者は患者自身も含めて多数・多岐にわたっており、患者を中心とした関係者の密接かつ自覚的な連携による効率的なシステムの構築が、在宅医療推進の重要な鍵になると考えております。 そこで知事にお伺いします。高齢者の在宅医療を推進していくためには、これらに行政や医療・福祉関係者、地域の住民がどのように取り組んでいく必要があるのかお伺いします。
F 福祉対策について
昨年から、本人の力だけでは自立することが難しい求職者の状況やニーズに合わせて、制度横断的に支援する「パーソナル・サポート・サービス」のモデル事業が全国で始まりました。パーソナル・サポーターと呼ばれる専門家が生活上の問題を抱える当事者一人ひとりに合わせ、「個別的」「継続的」「包括的」な支援をめざすもので、政府としてはモデル事業の評価を経て、2012年度からの制度化が検討されています。しかし、こんな「個別的」「継続的」「包括的」な支援を行うためには、まずは支援が必要な人を地域で発見するところから始めねばなりません。 現在、民生委員さんや地域によっては福祉委員と呼ばれる人たちがこうした任務を背負って活動されていますが、問題の発生しそうな家庭を頻繁に訪問して現状を把握するのがなかなか難しいのが現状です。ここでお伺いしますが、問題の発生しそうな家庭を把握し、頻繁に家庭を訪問して必要な支援へとつなげていくためには、新たな支え合いの仕組みを地域から築いていくことが必要だと考えますが、県としての方策はいかがでしょうか。
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