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水平私考SUIHEISHIKOU

正志の『水平私考』 2014年1月号

年末26日の安部首相の靖国参拝に世論大叱責とマスコミは報じた。「靖国とは国を安らかにすることである」と、昭和天皇のA級戦犯合祀への不満を示すお歌の紹介や不快感による天皇靖国不参拝理由を毎日新聞「余録」は記し。朝日新聞の天声人語は「眉つつみ狸も出るや千葉笑い」と江戸時代の「裸の王様」を笑う。意見する側近も居ない嘆き。親国アメリカも「失望」。国益を損なう独善と傲慢を指していた。読売新聞「編集手帳」によれば、一方通行の道を逆走してくる車に正しいからと言って自らぶつかりに行く展開と揶揄。やはりブレーキを踏み衝突を回避しないとダメだ。「正」という字の横棒一本を胸にしまい「止」める心情を促していた。靖国参拝の追悼を「不戦の誓い」といえどもアジア侵略悲惨戦争史に憤る中国・朝鮮半島などの近隣諸国の反発を煽るに過ぎない。「正」に酔って「止」を忘れた手痛い誤算。国際社会の難局に絡む対立を危惧。文字一画の心情が肝要。これ以上エスカレートさせ国益の「幸」を禍根の「辛」に変えてはいけない。

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