MENU

水平私考SUIHEISHIKOU

正志の『水平私考』 2014年3月号

平岡 卓 選手銅メダルおめでとう!!御所市から県勢初の冬季五輪メダリストの誕生!!決勝戦、二本目の「巻き返しは見事」。楽しく滑れたと平岡選手、『競技集中』に笑みのコメント。▼本来スポーツは楽しむもの。故に、厳しい練習にも向き合える。スキーモーグル4位入賞の上村愛子選手も終始笑顔、会場を魅了した決勝の滑りは自己への勝利。ジャンプワールドカップ13戦10勝の逸材に早くから「金メダル期待」重圧を背負った高梨沙羅選手は、飛距離で銅メダリストを上回るも4位入賞。学業も含め五輪出場までの道のり、シーズン最多19勝の世界記録は17才にしてレジェンド。大先輩、葛西選手も長野の時「神様の悪戯」に遭遇。順風満帆でないから魅力なのかな。世界で一人しか体験できない悔しさは、今後の大きな財産。▼世間に金メダル最有力と位置付けられては楽しいはずの挑戦も苦しい。浅田選手も楽しみから苦しみに変わったひとり。 森 喜朗 元総理が「見事にひっくり返った。あの子、大事な時には必ず転ぶ」発言は、真意はどうあれ、思いやりの欠如だ! 団体戦は結果以上に得るものも多く順位は糧。ジュニアの頃から真央ちゃんVSヨナちゃんと比較され続け、過剰な期待競技となり、いつの間にか日本VS韓国にまでエスカレート。一夜で魔物と女神を体験した浅田選手、「メダル・比較」の悪夢から解放された後半フリーの演技は絶賛。スポーツは純粋に限る! 審査も応援にも邪心が無いのがなにより。 平岡 卓選手も平野歩夢選手(銀メダル)と今後は、共々に一層比較されるだろう。二人は若い、世間の声に惑わされず、いつまでも自分に挑戦するチャレンジャーであってほしい。一週間後、パラリンピックが開幕。不自由に立ち向かい、幾多の試練を乗り越えてきた選手たちの健闘を祈っています。

戻る