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水平私考SUIHEISHIKOU

正志の『水平私考』 2014年6月号

野迫川村長選が公示され、今日6月1日は投票日。紀伊半島大水害で尽力された角谷村長の実績の評価と今後の政策に信頼を寄せる村民挙げての出陣式(5月27日)に私も南部振興県議会連盟会長として出席。「再選の確信祈願」。突如、野迫川村に縁もゆかりもない候補者が出馬したことにより迷惑な選挙戦となったとのこと。想い起こすに、如何なる選挙も期間中は政策演説と共に有権者と会い、手を握り合うことも重要なコミュニケーション。だが、握手を求めても応じてくれない場合がある。つまり私も拒否されたショックを感じた苦い経験もあり、少なからず傷心だ。▼先日、CDを買えば、握手会やファン人気総選挙の有権者にもなれるシステムが話題の女性アイドルグループ(AKB)のメンバー2人とスタッフ1人が、握手会場に現れた若い男に、折りたたみ式ノコギリで切り付けられる虚しい事件が起きた。犯行の背景には、溜め込んだ疎外感を社会への不満に転換し、最後は目立って気散じたように感じた。人生孤立が長引くと精神的バランスも崩れ、良きアドバイスも素直に受け入れられず、自分の殻に閉じこもってしまう。握手は「敬意を表す」コミュニケーション心も和む。安全対策を練り直し喜びの和がまた広がり、交流が深まることを期待。▼一方、日本の隣国との政治外交握手はどうなのか?今年2月、国際的に孤立深まる北朝鮮が日本海に向け中距離弾道機ミサイルテポドンを発射。蜜月関係になるかと囁かれていたロシアともウクライナ問題で握手は遠のく。韓国の客船セウォル号沈没の大惨事に「必要な援助提供をしたい」と韓国政府に申し入れたが断られる。先日は中国軍戦闘機が東シナ海上空で自衛隊機に異常接近。憲法解釈を変更して集団的自衛権の行使容認は隣国を敵国に想定したもの、この政策が調えば、日中をはじめあらゆる隣国との関係はより悪化するだろう。こちらの握手会は無期延期状態になる。▼北朝鮮の「拉致再調査で合意」の朗報?ホンマの握手になることを熱望する。

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