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水平私考SUIHEISHIKOU

正志の『水平私考』 2014年7月号

東京都議会の「集団セクハラ」ヤジは、品位のなさを超えた犯罪だ!女性議員の提起した少子化対策は今日の重要課題。 確かにヤジは議会の華であり、奈良県議会も県政活気を呼ぶヤジは整然だが、都議会の『あなたが結婚したらいいんじゃないか』、悪乗り数人のドサクサまぎれのヤジ『産まないのか・産めねえのか』他にも誹謗中傷の揶揄、笑い声の言動は異常。 当然、人権意識の低さで笑われるのはあなたご自身ですと世界から大顰蹙(ひんしゅく)。よってたかっての女性いじりは情けない。ヤジは建設的なものにすべし!「男尊女卑の日本人の悪弊」の悪しき差別観念を改め、新しい人権文化に目覚めよう!!  ▼かつてヤジ将軍と呼ばれた三木武吉(みき ぶきち、第1次鳩山内閣の総務会長)氏の衆院選、初当選でのエピソードに、対立候補から「名前は言わないが、某候補は家賃を二年分も払わず、コメ代も一年以上ためている。そんな男に国政を議することはできない。立候補を辞退すべき」という中傷批判があった。 これに三木氏は次の演説会場で、「某候補が借金のある候補者はけしからんと攻撃しているようだが、某候補とは、かく言う不肖この三木です。米屋の借金は山下米屋です。1年以上ためていると言われているが、それは間違いで実は二年以上。家賃は二年以上ではなく正確にいいますれば、3年以上も支払いを待ってもらっております。間違いはここで正しておきます」と反論。会場は拍手と爆笑に包まれ「えらいぞ借金王」とヤジが飛び、会場に来ていた大家と米屋が三木に促されて立ち上がり、「どうか皆さん三木先生のご支援お願いします」と述べたそうだ。

▼都議会は高を括ったか、会期延長を行わず共犯者隠避のまま閉会。再発防止、信頼回復の為にも発言者は誠意を持って早く詫びるべし。時代は移れども『正直と信頼』は大切だ!『姑息は誰からも共感されない』は、今も昔も変わらない

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