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水平私考SUIHEISHIKOU

正志の『水平私考』 2015年2月号

1月20日、イスラム教スンニ派過激組織(イスラム国・通称IS)が、ジャーナリスト後藤健二氏と湯川遥菜氏を人質に取り、2億ドルを72時間以内に用意しろと動画で要求。72時間が過ぎたと、湯川さんを残虐殺害。その後は、ヨルダンで収監さているテロ仲間の女を引き渡すよう要求変更。メッセージも二転三転と複雑化。12日間が過ぎた今、事態は重大な局面を迎えている。生まれたばかりの子供の父となった後藤さんを助けようと「I AM KENJI」のプラカードを掲げ、命を救う動きがインターネットを通し世界に広がっている。無事に解放される事を願う。 ▼そんな中、1月28日の読売新聞(社会面)の記事3件に人間の『魔』を感じた。 その見出しは、 ○緊張の「イスラム国」三大宗教後藤さんへ祈り。 ○名大女子学生殺人容疑「殺してみたかった」。女子大生はツイッターで、ついにやったと書き込みをしている。 ○「殺害女性別れ望む」同僚証言「容疑の警官拒む?」とある。警察官は殺害した女性とは別に結婚。犯行の一周間前に挙げた結婚式の写真をネット上に投稿し、既婚者である事が殺害された女性に知れたとある。 ▼命の危険に苦しんでいる人々の姿を伝えていた後藤氏が命の危険に晒され、勉学に励み夢に向かって楽しいはずの大学生が興味で殺人。新婚で幸せ絶頂のはずの警察官が殺人。国民の生命と財産を守るため厳しい訓練をも乗り越えてきたはずではないのか? ▼人の命に銃口を向ければ自分にも向く、刃物を突きつければ己にも突きつけていることになる。安直は取り返しがつかないダメだ! 時代なのか?どれもこれもネットが絡んでいる。誰しも命の尊さは念頭にあるはずだが、、、心魂の貧困は不幸だ、幸せに気付けないのはいつまで経っても不幸だ! 今年は戦後70年、1945年 昭和20年の日本を振り返ってみよ。 想像力を膨らませて!!

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