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水平私考SUIHEISHIKOU

正志の『水平私考』 2017年3月号

月末の金曜日は仕事を早く切り上げて豊かな時間を過ごそう、と官民一体の取り組みで実施された初めてのプレミアムフライデー。消費の喚起で経済活性、そんな期待の現れなのか2月24日(金)読売新聞の40ページ中、8ページがプレミアムフライデーの広告。プラス1ページ面が広告を兼ねた記事。国は年間一兆円の経済効果を見込んでいるようだ。 ▼昔は、役所や学校も土曜日の午前中は休みではなかった。完全週休二日制が定着してきたのは、企業も含めて20数年前から。月末の金曜日は半ドン、代わりに木曜日が残業デー、実施企業も大変だ。ちなみに、今月末の金曜は年度末の31日である。▼ところで近年、衣食住や薬など様々な分野で用いられている「プレミアム」。調べると、いろんな意味が書かれていた。一般的に「おまけ・高級な」と言った付加価値的要素でのお得感を押し出した使われ方が多い。▼話は変わるが昨日、上牧町長選挙の出陣式に出席、先週は吉野町議選、先々週は王寺町長選の出陣式にも出席。今月は香芝市議選もある。1月末に挙行された橿原市議選(激戦)では投票率43%。橿原市に限らず国政選挙、地方選挙の投票率は低下の一途。▼プレミアムフライデーも良いが、官民一体のプレミアム選挙を考えては如何か。当然、投票に行けない方の配慮や対策を考えたうえで知恵を絞る必要はあるが、例えば投票所入場券を半券にして捺印、手軽な投票証明書として「投票プレミアム半券」として活用(国、県、市町村)すれば、「買い物」「景況風」等、使い方の幅も広がるであろう。国が本気になればハードルは高くない。

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