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正志の『水平私考』 2018年1月号

正志の『水平私考・念頭所感(前編)』

あけましておめでとうございます。 先ずは、メールマガジン愛読者の皆さんのご健勝を祈願申し上げます。▼今年は戊戌(いぬ)年。私は七度目の干支を迎える幸運な人生です。年男の私は、皆さんから身に余るご支援と信頼をいただいて、人生意気に感じながら益々元気に過ごさせていただいています。これからも、皆さんからいただいた温かいお気持ちをパワーにし、頑張らせていただく所存。常に私たちの暮らしの安心・安全・安定を願求し続けます。▼アベノミクスは都市と農村をはじめ、種々なる「格差是正」には結びつかず、ごく少数の人だけが富を占有する経済がいまだにはびこっています。根絶させねばなりません。▼トランプ大統領のアジア歴訪は「アジアの平和」と銘打ったセールスでした。日本はアメリカから1機147億円もするステルス戦闘機を42機導入。1,000億円を超える見込みの迎撃ミサイルシステムを2基購入(ミサイル1発10億円)。アメリカへの対外有償軍事援助(FMS)調達額は、平成23年度 589億円だったのが、28年度は4,881億円。5年前に比べると8倍以上、防衛費も5兆1911億円(過去最高)。北朝鮮のミサイルは確かに蛮行です。けれどもこれを緊迫化させて、戦争恐怖が煽られています。兵器をたくさん備えることを平和の守りだという考えが、道理にかなっているかのように教化。そこには憲法『九条』を変える本音があるからです。物事の本質を見抜きましょう。失敗の積み重ね(戦争)は取り返しがつきません。断じて許されません。

正志の『水平私考・念頭所感(後編)』

日本とEUとの貿易自由化の道が開かれたばかり。私は軍需産業が自由化・輸出入に大手を振ってのグローバル経済が開かれつつあることを憂慮します。経済活性化を国民の暮らしにつながる真の「経世済民」を願って止みません。私は「都合良く(お互いに)」「恰好良く(規律を守る)」「仲良く(絆)」の「三つの〝良く〟」と、芯・絆・人のつながりである「和」、仲間の広がりとプラザの「輪」、タガを締め働力する「環」の「三つの〝わ〟」を提唱。この「三つの〝良く〝」と「三つの〝わ〟」を手繰り寄せながら、「人権と人情のプラザ」を広めて人間の尊厳・人権文化の高揚に向かって事態と対応します。▼今年は、部落解放同盟再建60周年・企業連創立50周年・中企連創立45周年・水平社博物館開館20周年・こふれ21創立20周年を迎える節目の年。長きにわたり心寄せていただいている皆さまとの「絆」をさらに深め、佳き出逢いと佳きご縁を大切にして諸課題に邁進。本年もご厚誼よろしくお願いいたします。

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