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水平私考SUIHEISHIKOU

正志の『水平私考』 2018年5月号

諸説色々、古くから伝わる「夜に口笛を吹くと・・」「夜に爪切ると・・」「雷が鳴ったらヘソを隠す」「敷居を踏むな」説など、言葉の似通いや、行いを結び付けた神がかり説話。子どもの躾にも重宝し、オリジナルに作り伝えている家庭もある▼先月、大相撲春巡業の土俵上で、舞鶴市長が倒れた。異変に気づいた女医が、土俵へ駆け上がり救命措置。使命感から、居合わせた女性看護師も駆け寄る。その状況に「女性の方は土俵から降りて下さい」とのアナウンス。物議を醸した。神事だから土俵は「女人禁制」か?▼神道では血を「けがれ」とされ、女性の月経と結び付けた説。血と怪我を結び付けた説。土俵の神様(女性・豊穣の神?天照大神?)に嫉妬させてはならない等、様々な説がある。だが、土俵祭の相撲神は男「戸隠大神、鹿島大神、野見宿禰」女神様ではない。悪しき「男尊女卑」の承継か。耳にする「神聖」な場所とは何かを考えると、女人禁制は的ハズレの時代錯誤!寺社仏閣・聖堂を見渡して守るべき伝統を考えたい。次から次へと起きる「角界」のゴタゴタ。母神(母心)のお怒りではと思いたい。女神様は「嫉妬や男女の分け隔てなどいたしませぬ、力士(人間)はすべて女性から産まれるのですよ」と!▼なおなお「角界」以上に止みそうにない「政界」(内閣と官僚)のゴタゴタ。他人事なのか「森友」渦中の財務省福田事務次官(辞任)がセクハラ発言で時の人。泣きっ面に蜂となった。ところで、神聖と言えば国会も然り。実は、国会の議場にも「閻魔大王」が宿っているのです。「議場で嘘をつくと舌を抜かれ、地獄へ連れて行かれるのよ」と未来への躾に使われるだろう。伝説の起源は「森友・加計」事件、との記録あり(※但し、改ざん・破棄されているかも知れません)。こちらは信憑性や説得力に共感あり、継承されて佳し。

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