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水平私考SUIHEISHIKOU

正志の『水平私考』 2018年7月号

サッカーW杯、日本が薄氷を踏むセカンドステージ進出。警告(レッド・イエローカード)フェアプレーポイント(-2)差で、過去最高ベスト8進出へのチャレンジ権を手にした。私自身サッカーのルールは詳しく知らない。ただ、野球やラグビー、相撲やボクシングなど球技に限らずスポーツ精神に情感あり。とりわけ相手を讃える敬意に!海外では日本サポーターのマナー(ゴミ拾い)に賛辞。「スポーツから学ぶ」事柄は多い▼来年のラグビーW杯は日本開催。サッカー同様、盛り上がりに期待!ラグビー用語「One for all, All for one(一人はみんなのために、みんなは一つの目的のために)」は有名。チーム競技は心一つでないと勝てないからだ▼ところで、マラソンで例えれば、今日、7月1日は一年の折り返し点。この半年、スポーツ界のトラブルが社会問題化。監督問題だけでも、サッカー日本代表監督が大会直前解任。日大アメフト部(悪質タックル)監督・コーチが辞任(除名)。女子レスリングの名将監督も解任。各々が天狗と権力者になった結果か▼私の地元、御所実業高校は、花園(ラグビー全国大会)の常連校(準優勝3回)。だが、その道のりは極めてきびしかった。全国トップレベルの維持には、地道な努力を重ねてきた竹田監督の人間愛の指導にある。チームワークの柱は、ラグビーを通しての人間力向上(監督の一貫した哲学)。また、ライバル名門天理高校(全国大会優勝5回)の良き存在校が鍛錬の根幹をなす▼競技も社会も相手がいるから成り立つ。スポーツはルールが守られ、フェアな精神が礎。ペナルティ無視は競技から永久追放の処罰。責任も取らず表現の置き換えや、巧妙な手法で誤魔化せる世界じゃない。森友・加計学園問題のレッドカードやイエローカードの枚数は数えきれぬほど「半端ないって!」と国民(審判)激怒を込めて出されている。

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