MENU

水平私考SUIHEISHIKOU

正志の『水平私考』 2018年8月号

■正志の『水平私考』 奈良県議会議長就任感謝をもって御報告!
 暑中お見舞い申しあげます。地震、竜巻、豪雨大水害など、自然災害が続発。災害復旧の途上にある地域に加え災害地が増幅し、国民生活は悲鳴困弊。経済政策と共に災害対策の重要性且つ緊急性に気合いを強めます▼さて、今般、私儀 県議会議長に三度目の選任を享けました。これ偏に市民・後援会皆様の多大な御支援の賜物であります。皆様の御厚誼に護られ「信頼と絆」の貴重なエネルギーをパワーに変え、存分に発揮し、県議十期目の最終年度に相応しい感謝の活動に努めます。議長就任の記者会見におきまして、私は「先ず、県政の均衡発展、なかんずく南和・東和地域の振興」を基調のスタンスを示しました。とりわけ、奈良県庁の橿原市周辺への還都をと私のリードで県議会決議の内容を施策に積み上げることを語りました。中南和振興のロマン広がる世論の力を期待しています▼また、土砂災害に対する警戒避難体制の強化です。急傾斜地の崩壊、土石流及び地滑りによる土砂災害防止法の規定により公表された箇所は県下で一万九百六十七箇所。私の住まう御所市域では二百五十八箇所あり、なおその内二百八箇所はレッドゾーン(特別警戒区域)。なお、葛城山斜面崩壊は応急対策として今取り組んでいます。緊急度を以て対策を進めつつも不安がつのります。先ずは近隣住民皆様の避難への常なる心構えを訴えざるを得ません▼私は地方議員とはいえ、国政と県政、市政との連携には中央集権体制による軋み(きしみ)すれ違いは否めない。これを積極的に指摘し、「国際化と地方」のグローバリズムの時代の進展は「核」「貿易」など様々な課題や、近隣諸国との友誼と世界の平和、人権文化、経済の活性化、税財政と地方分権、少子高齢化と社会保障、働き方改革、格差是正など、多様な課題が鬱積(うっせき)している。これからの奈良県を「住んでよし、働いてよし、訪れてよし」の三方よしの実現に「創意工夫に魂を込めて進めていこう」が県政基調です。これを「奈良モデル」と唱え、知的支援、財政支援を県政に求めています▼市町村財政支援にも繋がる企業誘致は働き場確保による所得、法人の税収を膨らませます。御所市の工場団地の完成も期待。京奈和道路御所南インターから五條方面トンネルも貫通し、阪和自動車道(和歌山ジャンクション)へも繋がりました。人びとの往来を活性化させましょう。私、川口正志の県議会十期目の最終年が県議会議長という括りの立場に在ることを光栄に存じています。重ねて皆様各位の御健勝と幸運を祈念して暑中の御挨拶を申しあげます。

戻る