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日々の活動DAILY ACTIVITIES

奈良県の経済と青年経営者に期待を寄せて-青年経営者交流会が開催されました

21世紀のテーマである「平和・人権・環境・経済」に共に関心を寄せ、新しい時代を読める若い経営者の息吹と感性を結集させようと、一般社団法人奈良県部落解放企業連合会(企業連)と奈良県中小企業連合会(中企連)の若手経営者団体で、今年創立20周年を迎えた「こふれ21」(西征知会長)が呼びかけ、県内の他団体が一堂に会す、初めての奈良県青年経営者交流会が実現しました。その最初の交流会が11月7日、橿原市久米町の橿原神宮養正殿で、県内の建設業や製造業、サービス業など様々な業種の青年経営者約80人が出席し、県や地域の発展に向け親睦を深めました。

地域活性化や社会貢献につなげていくことなどを目的に集まったのは、こふれ21のほか県商工会青年部連合会▽県中小企業青年中央会▽県商工会議所青年部連合会▽公益社団法人日本青年会議所近畿地区奈良ブロック協議会▽こふれ21絆―の6団体。冒頭、こふれ21の西会長は「青年経営者が主導的な活動を継続することで、地域社会へ貢献することが各業界の発展につながる。そのためには、各組織間の連携強化が不可欠。次世代は志を一つにして、ビジョン豊かに奈良県の未来を創造。広汎な輪のエネルギーで地域や業界を発展させたい。この交流会が、奈良県が誇る企業家集団として発展することを祈念する」と挨拶しました。

続いて、こふれ21顧問の川口正志県議会議長(企業連会長、中企連会長)が「奈良県の経済と青年経営者に期待を寄せて」と題して講演。川口顧問は「私は84歳。(運動を)引率してきた歴史があり、考え方が固まっている。歴史がありきの今日である。今日がありきの明日。過去を抜きにして将来は読めない」と前置き。そのうえで、戦後70年の首相の交代、戦後の復興と高度経済成長、30年間の激動の平成期について、自身の人生観を織り交ぜながら淡々と話しました。また、ジェトロ(日本貿易振興機構)奈良がオープンし、各種サービスの提供が始まることに触れ、「国際交流にも良い機会ができた。奈良県が世界に向け活気づくよう、交流を深めてもらいたい」と呼びかけました。結びに、川口顧問は「納税を大いにできるような企業にしなければならない、という考え方を持っており、『こふれ21』には親である企業連、中企連から受け継いだノウハウがある。親団体に提案できるような中核的な役割を果たせるよう、大いに意気を吐いてもらいたい」とし、他の参加団体へも強い交流を促しました。

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