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水平私考SUIHEISHIKOU

正志の『水平私考』2019年5月号

皆様の力強いご支援の輪で、栄誉ある11期目の議席を賜りました。あらためて厚く御礼申し上げます。選挙期間中、私はグローバルパートナーシップのポリシー「すべての人びとが励まし合い幸福になろう!」のスタンスを以って政策を訴えて参りました。10期40年のキャリアと人脈で、信頼という誰もが気さくに使いやすい道具(川口)であること、若さを凌ぐ人間力を強調しました▼11期目も皆様の期待に大いに応えていく決意は、まず県全体に活気をもたらせる原動力(財政)に着目。地方自治体にとって財源の確保は重要です。国に求め続けてきた税財源の改革も少し動き出してきました。地方消費税の精算基準(人口配分比率17.5%)が見直され、平成30年度から50%となり、奈良県は約37億円の増収。これに続いて地方法人二税の見直し(地方法人事業税収と住民税の一部を国税化し、地方に回す再配分措置)にも期待を寄せています▼相乗効果も含め、国・県・市町村の関係は良好であることが重要。この度、四選を得られた荒井正吾知事とは是々非々を保ちながら、県政発展のために連携します。また、選挙期間中に激戦動向を知って、自民党の高市早苗衆議院議員(元総務大臣)の激励訪問を受けました。党会派を超えての良き理解者であり、心強く思っています▼税財源の配分は、自ずと市町村に活気をもたらします。地方へのきめ細かな各事業の活性化は、中小企業などの産業振興と雇用拡大にもつながっていきます。国連が2015年に採択した「持続可能な開発目標」(SDGs)、17分野をターゲットに2030年のゴールを目指す取り組みに私も連帯し活動します。人権の尊重と信頼関係の上に立った諸活動にこそ、将来の活路があると信じているからです▼アイヌ民族を法律上「先住民族」と位置づけたアイヌ新法が4月13日国会で成立されたことを朗報として喜びたい。人間の尊厳、人権文化の昂揚は常なる私の願求であります。今後もヒューライツ議員団をリードすること、そして、県南部・東部に活気を持ち込み、均衡ある奈良県の発展に尽力すること、南和・御所出身(県議会南部振興議員連盟会長)の政治家の使命、と自負してきました。私は「令和」の新たな時代に生きる幸運を引き続き、奈良県政発展のため、邁進してまいる所存です。

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