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水平私考SUIHEISHIKOU

正志の『水平思考』2019年8月号

(うなぎ)一匹=(どじょう)一匹』鰻に負けないほど栄養価があると伝わる。今は希少価値が高い。夏バテ解消のスタミナ源として料理も簡単な山芋が重宝されている。先日、昼食に長芋(とろろ)とオクラ入りの蕎麦(そば)を食べた。暑い時期は、喉越しの良い麺類が私の主食。麺も具材もアレンジも豊富、麺文化は際限なく進化。昔はそば、うどん、そうめん等、種類も食べ方も僅か。けれども今昔、わさびやネギ、山椒などの薬味は変わらない。薬味には味を引き立てる以外にも腐敗防止を兼ねる▼麺の古くは、奈良時代の書物に残る蕎麦。細長くソバ切りされたのは江戸初期、食べ方もダシに付けて食べる『もり蕎麦』が主流。後に薄めたダシを麺にぶっかけたのが『かけ蕎麦』。当時そば屋御三家は「更科・砂場・」。藪蕎麦の由来は、美味しいと評判の店が藪の中にあり「藪之内」と呼ばれ、愛称で「藪」に変化▼そう言えば3年ほど前、永田町で総理ご夫婦が経営する「美味しい(話し)」と評判の蕎麦屋が話題となった。メニューは『もり(森友)蕎麦』と『かけ(加計)蕎麦』の2種類。病み付きになる「魚心で摂った忖度ダシ」「水心でこねた忖度粉」魚心水心の相性は互いに抜群!食べると願いは叶い、財布も膨らみ、至れり尽くせりのお店。但し入店許可は学園を名乗る2組だけ。ところが「もり蕎麦」を食べた夫婦から、薬味を嫌う店の存在が洩れた▼時が経つにつれ「かけ蕎麦」を食べた腹心の友へも、国が禁止(血税の私的流用)する中毒性(笑いが止まらなくなる)の高い忖度の使用が世間にバレた。闇営業のお偉いご夫妻はお店の存在を消し、スタッフ(取巻き)と出入り業者(キャリア官僚)に責任転嫁。仕打ち(加計蕎麦への忖度を知る反骨官僚キャリア発言)を見ているスタッフと保身官僚たちはダンマリ。長いものに巻かれ、真相は藪の中。この大事件で近畿財務局の男性職員が尊い命を絶った▼「総理のご意向だ」「官邸の最高レベルが言っている」「改ざん・差し替え」も身勝手な理由をつけ「あったものをなかったことにして」真実はお蔵入り。今は、利点(軍事)良しの米国との結託に精を出す総理。利権国政に国民はソッポ、参院選は投票率が低下、権力組織の力に護られ与党は勝利▼戦争を繰り返さないと誓った『憲法9条』改悪。反日感情を逆用し、戦争ができる国へと意気込む。自民党憲法改悪なれば、夏バテだからご飯国の指示)が喉を通らない、なんて通用しない。生命の被害は子や孫、未来の日本国民なのです。あるはずのないことが、時には起こるたとえに「山の芋 鰻になる」がある。二匹目の(ペテン)を許したら後の祭りどころではない!

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