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水平私考SUIHEISHIKOU

正志の『水平私考』2021年3月

「春よ来い!温暖と薫風」に喜んだ少年の頃を思い浮かべる。されど近年は花粉症に苦しむ。良い面と悪い面が重なります。飲食物の高カロリーは力が沸いて旨い。ただ食べ過ぎると体に良くない。食事制限も無理をすればストレスとなる。一長一短、万事都合よくはいかない。「緊張・辛抱と自由・解放感」もバランスが保たれれば良い。コロナ禍1年、辛抱と我慢が長引く。経営が大変な業種、介護現場、ウイルスと直接戦う医療従事者の方々は心身疲労とストレス限界▼緊急事態宣言が再延長(3月7日期限)されていた10都府県のうち、首都圏を除く6府県で前倒しの解除要請。専門家による諮問委員会も了承し政府対策本部が解除を決めた。レジャー関連事業、夜がメインの飲食業者にとって前倒し解除は歓迎だが、介護施設や医療現場からは少し早いと苦悶の声。相互の事は理解しつつも各々の立場で考え方が違う、と総じて言えよう。因果関係にある双方に相違が生じる。これを如何に治めるかが指導者の使命だが・・▼コロナ禍対策と開催に向けて苦渋する日本オリンピック委員会。森会長(元首相)発言に権力者的奢り女性蔑視は「口の禍」だけの問題ではない。人権意識、資質が世界中で顰蹙(ひんしゅく)を買った。コロナ、オリンピック、パラリンピック、男女雇用参画、SDGs、今日的課題にしっかり向き合っていないと問われたのである。橋本聖子氏の会長就任(大臣辞職)で事態は鎮静?選挙違反買収事件、農水相収賄、自民党離党や辞職が相次ぐ中、菅首相の長男と総務省幹部の接待問題やらで国会紛糾。見飽きた光景だ。国の政と逆らえない官の構図は、元を正せば国政の偏ったパワーバランス。食生活と同じように偏り過ぎると腸内(庁内)環境までも乱れる▼コロナ補償問題、それに纏わるコロナバブル。男女比率、生活格差、ワーク&ライフ。周りを見渡せばバランスの重要性がよくわる。物事には必ず両面あり、表と裏を考えながら行動せねばトラブルも起きる。コロナ感染対策の「うつらない・うつさない」も表裏一体。感染者数は減少傾向にあるが気を緩めると直ちに第4波の危機。封じ込めには、政官に限らず、国民の自己統治能力も必要だ▼マイナス多きコロナ禍も、辛抱我慢の苦労経験を英知に皆と和栄心に向き合いたい。尚なお、息苦しさからマスク嫌いの私も今は付けている。お陰様で花粉飛散のピークも、気づけばクシャミが出ていない。これから迎える花見シーズン。梅、桃、桜が段階的に楽しめる。※少々早いお知らせだが、彼岸には私の旧宅地の薬師桜は満開。4月に入れば芝桜、花びら「薄緑」の御衣黄桜も満開です。暖かくなるのはやっぱり良い。

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