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水平私考SUIHEISHIKOU

正志の『水平私考』2021年5月

『予定は未定にして決定にあらず、されど予定は立てねばならぬ』!そんな思いを巡らせながら過ごしてきた1年。思い返せば昨年、WHОは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)がパンデミック(世界的な大流行3月11日)に至っていると示した。報道を受け高野連は同日、選抜野球大会中止(史上初)を決定。国際オリンピック・パラリンピック委員会も東京2020開催を2021年夏に苦渋の延期(史上初)を発表▼開催延期が決まるや否や、一週間後(4月7日:全国感染者数266人)には7都府県に緊急事態宣言発令16日には全国へ発出(感染者580人)。学校は休校、多くの人が集まる施設使用の制限、三密回避、働き方改革も手伝い出勤人数を縮小、時短営業、外出自粛、人と出会うのを8割削減など、感染防止対策に努めた。それでも協力の実が結ばれ全て解除(5月25日、全国感染者数42人)に至るまで1か月半を要した▼奈良県も1年前のゴールデンウイーク(GW)期間中(4月29日~5月10日)12日間で新規感染者数は6人。0人の日も半数あった。ところが1年後、奈良県内の感染状況「ステージ4(爆発的な感染拡大や深刻な医療提供体制の機能不全を避けるための対応が必要な段階)。直近ひと月の県内感染者は2千人を超え危機感募る。10万人単位当たりの感染者数、全国ワーストは大阪、兵庫、奈良の順(4月18日~24日)▼感染拡大は全国規模、東京、大阪、兵庫、京都は3回目の宣言発令。されどオリパラは開催の方向。聖火リレーは本州・四国・九州を経由し沖縄本島へ。昨年のGW前の同時期の全国新規感染者は200人前後を推移今年は5,000人を超える毎日。危険差は莫大!それでも開催へと準備を進める所以は、GW後に大量入荷予定のワクチンを見込んでの事か?菅総理は6月末には1億回分のワクチンは確保ができますと述べた▼流行語になろう『まんぼう』(蔓延防止法)での応戦も勢い止まず。感染力の強い変異型ウイルスの蔓延と、接種が国民に行き届くのか不安の様相。今後、ワクチン入荷と順調な接種と効果?オリパラ開催も全ては予定の『一寸先は闇』。暗がりの中、聖火は平和と希望の道を燃え照す。今日も炎を絶やさぬ祈りのリレー。けざし人々の接触減は必須だ。楽しかるべしゴールデンウイーク決定事項には今年も皆ガマンの巣ごもり!

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