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支え合う農山村地の共助も虚しく運転免許証取り消し!

奈良県内も愈々、稲刈りシーズンを迎えますが、大きな落とし穴にはくれぐれもご注意ください! 私が住まう奈良県御所市において、田園地域の慣習から善意の行動をも、警察官には伝わらず、罪のない人までをも巻き込み仇とした。

昨年秋、稲刈り作業中に、コンバインのキャタピラが切れて身動きが取れなくなったお爺さんは、近くで建設業を営んでいるAさんの家に行き「あなたの重機で引き揚げて、道の手前まで運んでくれないか」と助けを求めた。困っているお爺さんを見かねて、状況確認に向かった。6tのユンボ(重機)なら何とか助けてあげられると思い救出。  それから後日、警察官から呼び出された。内容はユンボで公道走行させたAさんに「大型(特殊)自動車免許証」を取得していないから無免許運転だと。しかし、このユンボはその免許証を必要とされていない筈。Aさんは走行に関して地道に田舎道、農業道だから深く考えていなかった。警察官は免許証を持っている以上、言い訳にならないですよ、と耳を傾けなかった。自治会長の嘆願書やお爺さんの上申書の地域事情・善意の行動も伝わらず、キャタピラが切れて助けに行ったキャタピラがダメ?辛い結果となった。
Aさんが咎められたキャタピラ式には大型(特殊)自動車免許証の存在がない。タイヤ式にはその免許証が必要となる。キャタピラを咎めて、免許証を取り上げる時はタイヤ式を適用。免許証を取り上げなくても罰金という法の裁きが存在するのに、わざわざ、厳しすぎる免許証取り消し作業へとすり替えたのだ。農山村地を言い訳にするな、と言わんばかりにより一層厳しく懲らしめられた。法制上まで矛盾をさせて、免許証を取り上げてやろうとする手法は如何なものか。道交法上、罰金を科せられる論理を突き詰めた場合、起こりうる様々な矛盾を跳ね返せるのは、ただ一つナンバープレートが付けられないから、誰もが納得できるところに辿り着くのである。いい加減な理屈を捏ねるなら罰金を無くせ!制度を変えろ!と全国から声が挙がるだろう。善意の隣人の行動に対するこの警察官の悪意とは裏腹に、地域事情も含めた全ての背景、具体的妥当性から、それら人間理解を会得されている警察官も多い中、事情の経緯を考えずに、Aさんの法律解釈の過ちだけが全てとなると、農山村地の安心・安全・財産に赤色信号が灯ります。これから農業繁忙期、今年からビクビク農作業。無ナンバーの農耕機械も気を付けねばなりません。この度、農山村地で暮らす苦労や共助、善意の行動までも輪をかけて罰せられました。Aさんが所有される2台の重機には、警察官から咎められた大型(特殊)自動車免許証は必要がない建設機械です。検察庁の判断は不起訴でした。
いま、理不尽な免取により、一人親方だからAさんには失業保険がない状況です。仕事が出来ない状態に加えて、運転免許を所持しない学生の娘さんと二人暮らし。奥様は12年前に他界。最寄りの公共交通機関までもかなり距離があり、娘の送迎も出来なくなった。日常生活も含めて非常に困っています。娘の夜道の帰宅も心配です。だから早く私の大切な生活に欠かせない大型運転免許証を返してください、と訴え続けています。

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