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水平私考SUIHEISHIKOU

正志の『水平私考』2021年11月

「♪迷子の迷子の子猫ちゃん あなたのお家はどこですか お家を聞いてもわからない 名前を聞いてもわからない ニャンニャン ~ ~ 泣いてばかりいる子猫ちゃん 犬のおまわりさん 困ってしまって ワンワンワンワーン ~♪ 」。今年に入り、3歳(ののかちゃん)女児が、当時(2歳5ケ月)出場したコンクールでの唄う姿がSNS上で話題となった童謡「いぬのおまわりさん」の一番の歌詞。紅白出場か?との声も挙がる▼二番の歌詞では「♪迷子の迷子の子猫ちゃん この子のお家はどこですか カラスに聞いてもスズメに聞いてもわからない♪」と子猫のお家はわからぬまま歌詞は終わっています。なぜ?犬のおまわりさんは、肝心な猫への聞き込みを忘れていたのか。もし人間のおまわりさんなら「的が外れていませんか」と世間の声が挙がる筈。今日11月1日(ワンワンワン)は語呂合わせの犬の日。2月22日(ニャンニャンニャン)は猫の日▼暦や十二支、季節や諺、熟語にも動物が使われる。来月(師走)になれば、「猫の手も借りたい」「猫も杓子(しゃくし)も」の言葉を耳にする。この杓子とは一体何か。若い方はご存じにない人も多かろう。杓子は御飯をよそったり、汁物をすくう時に使う杓文字(しゃもじ)のこと。杓子が使われる四字熟語に「杓子定規」がある。意味は、曲がった杓子の柄を無理に定規として代用する行為から、誤った基準でものを測る例え▼また、無理に他を律しようと形式や規則にとらわれて応用や融通がきかないことをいう。10月20日の産経新聞(産経抄)コラムで、行政を批判する際に使われる「杓子定規」を用いて「盛土問題」に一石を投じていた。私の住まう御所市では農村地共助懇願から、やむなくユンボ(重機)を農道・里道で動かした人に、許可なく公道で重機を走らせたと警察官が無理に曲げた杓子を持ち、生活の糧の運転免許を取り消し奪った▼法律という定規も当て方や誤った定規を当てると、あらぬ結果を生む。このキャタピラーユンボの最高速度は5.5㎞/hまでの歩行程度の設計。この建設機械に的外れな車両法の定規(箸と棒)を持ち出し善行者に法外な処分。免許証を奪われた当人は、運転免許センターや陸運局、製造会社など、確かめるべき所に聞き込んだ結果、やっぱり「車両法適応外」と判った。警察は恐い?起点と終点を逆さに組み立てる警察官も居るのだ。ユンボ製造会社「コベルコ・コマツ・日立・キャットからも、ユンボ)のお家は(自動車建設機械か)どこですか?とおまわりさんにお尋ねしています。運転免許証の取り戻しを求める裁判は12月2日。司法の裁定が下るまでは迷子の迷子だ!

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