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水平私考SUIHEISHIKOU

正志の『水平私考』2021年3月

「人の世に熱あれ! 人間に光あれ!」 今から100年前の大正11年(1922年 3月 3日)奈良県御所市柏原の青年たちが中心となり参集を呼び掛け、岡崎公会堂(現 京都市)で全国水平社創立大会が開催された時に読まれた全国水平社宣言(人権宣言)の最後の一節。当時の部落解放運動の先人たちの想いや願いがこの言葉に込められています。創立大会で採択した「綱領」の3つ目に、「吾等は人間性の原理 に覚醒し人類最高の完成に向かって突進す」とあります。先人たちは、被差別部落民とすべての人々が共に手を携えて、差別のない社会をつくろうとの決意が伝わります▼昨日(2月27日)、水平社創立100周年記念に合わせ水平社博物館展示がリニューアルされ、3月3日のリニューアルオープンに先駆けて、地元・関係者・来賓の皆様を中心としたプレオープンの式典(内覧会・テープカット)を開催。式典には奈良県から荒井正吾知事、吉田育弘教育長、東川 裕御所市長、奈良県市町村人権・同和問題啓発活動連協会長 上田 清大和郡山市長、部落解放同盟中央本部 西島藤彦書記長をはじめ、御来賓9名の方々のテープカット、花を添えていただきました▼水平社創立100周年。水平社の魂は人権文化・人間の尊厳を求め、今尚、脈々と生き続けポリシーとなり、その誇りを我々に訓え続けています。御所市柏原はマイノリティーの人権のふるさとです。水平社の魂を世界に拡げましょう。水平社博物館は世界の国際人権博物館連盟に日本から唯一加盟。この大いなる誇りは国連が提唱しているSDGsと通底し肩を並べています▼いま、奈良県は植栽を通じた魅力ある美しい景観づくりを目指して、「奈良県植栽計画(「なら四季彩の庭」づくり)」を推進しています。水平社博物館前、西光寺に隣接する人権のふるさと公園には多種多彩の桜の木が植えられ、桜の花びらもピンク色に限らず、グリーンの花(御衣黄桜)を咲かせ、芝桜(1万5千株)の絨毯(じゅうたん)は彩の公園を華やかに演出。花にも人にもそれぞれの美しいオンリーワンがあります。人間の尊厳、それは人権・命です。人生は明るく楽しいものでなければ眞の人権文化の花は咲きません。花壇の美を楽しみつつ人権観光の地・人間の尊厳の確立を目指して和栄を招く、水平社発祥の地として水平社魂を引き継いで今後も連帯邁進しましょう。

 

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