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日々の活動DAILY ACTIVITIES

川口正志県議・水平社博物館理事長が奈良テレビ放送に生出演!

4月19日、奈良テレビ放送 情報生ワイド「ゆうドキッ!」(毎週月~金の夕方5時30分放送)の奈良人十色のコーナーに部落解放同盟奈良県連の川口正志常任顧問が生出演。インタビュー形式で行われる奈良人十色では、川添伊代アナウンサーから「今年、水平社創立100周年を迎え、水平社博物館のリニューアルオープン、さらには長年、部落解放同盟奈良県連合会を執行委員長としてけん引し、この度、後進(新執行委員長 伊藤 満)に道を譲ろうと思った理由などが問われた。川口常任顧問は「長きに渡り、ご支持ご支援を受けて参りましたが少し居座り続けました、と和やかに語りだし、新委員長の両親は厳しい差別の中、結婚。その姿を肌で感じながら生き続けてきた経験豊かな凄い男です」と紹介。今後の解放同盟との関係については「私の名付け親であり、水平社創立宣言を書いた西光万吉さんたち先人の素晴らしい解放運動に巡り合うことができて幸運。ある意味で運命的なものを感じながら、先輩方が血の一滴をも差別されない世にすることを捧げる訓えを守り、今後の人生も解放運動に尽くしていきたい」と述べた。川添アナから「水平社博物館は水平社発祥の地、御所市柏原にあり、人権の情報やあらゆる差別撤廃に向けた情報を発信されています。リニューアルオープンでは是非、見てほしいポイントなどがあればお聞かせください」と問われ、「人の世に熱あれ!人間に光あれ!の水平社魂を現代の方々にわかりやすく伝えるため、アニメ、ワンピースや鬼滅の刃を取り入れ、人権の心に共通するワンシーン等を展示し、小学生からも人権問題にふれ、教育では中学生から重点的に学べるようポイントを置いています」と解説。終わりに川添アナは「全国水平社が創立されて今年で100年。今も人権を侵害する差別や戦争はなくなりません。今の想いをお聞かせください」と質問があり、川口常任顧問は「人権に関わっては何故か暗い問題のように捉えられがちですが、人権問題はそういったものではなく、明るく語ることで本当の人権課題と向き合い、正しく捉え合うことが大事なんです。人権は明るいものと捉えてもらう観点からも水平社博物館にお越し頂き、水平社発祥の地を観光するかのように気楽に見学できる内容となるようリニューアルに心を込めました」と語り、人権侵害に関する差別や戦争については、「水平社宣言の綱領は今のSDGs(エスディージーズ)に通底している水平社心の理念を伝えていきたい。こうした人権の土台は生命です。特定の人間だけが幸せになるのはダメ、ロシアのウクライナ侵攻は大変悲しいこと。戦争は起こしちゃならん。戦争になる前に仲良くなろうとする心が大切で、実行することが大事。水平社創立者の西光万吉さんが太平洋戦争終結後、真先にそうした和栄政策を唱え、経済格差の中で援助し合う世界にしたいとの想いを込められた水平社運動でもあった。水平社魂を引き継ぐ部落解放運動はそうした理念から誕生したこと、100周年を機に改めて知って頂けたら何より」とインタビューを終えました。

 

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