MENU

日々の活動DAILY ACTIVITIES

「こふれ21」視察研修、十津川村民の移住・開拓の歴史学ぶ!

県内の若手経営者の会「こふれ21」(清川大輔会長)の役員14人と企業連・中企連会長の川口正志県議をはじめ事務局らは9月11日~13日にかけ、北海道の新十津川町を訪問した。昨年移転した新庁舎では、熊田義信町長の歓迎を受けた後、熊田町長による「新十津川町の歴史」講演に耳を傾けた。明治22(1889)年8月の大水害で死者168人、流出・全壊家屋426戸を出した「明治の十津川大水害」により、新十津川町へ移住し、数々の苦難を乗り越え開拓。こふれ21の会員らは、132年に及ぶ開拓の歴史を目のあたりにし、両町村や奈良県が深い絆で結ばれていることに感銘を受けた。講演会で熊田町長は「姉妹都市は全国各地でたくさんありますが、新十津川は、十津川村を『母村』、奈良県を『母県』と言っており、十津川の名に因んで、『新十津川』と命名した町であります。兄弟の関係より血縁が強い母と子の関係であり、お互いの町章や村章は、『菱十字』で同じであります。北海道は移民して開墾された地ですが、新十津川は開拓当初、全てが奈良県十津川村の人だけで開村した、移住の歴史から見ても類稀な町です」と前置き。開町記念日についても触れ、「母村との交流は、移民団全員が新十津川の大地に移り終えた『6月20日』を開町記念日としており、この時は十津川村から新十津川に来て記念式をお祝いしていただき、『8月20日』の母村の水害慰霊祭には新十津川町から私と議長がお招きをいただき、犠牲者の御霊に哀悼の意を捧げさせていただいております」との説明や移住・開拓の歴史を学んだ。講演の後、『新十津川開拓記念館』を視察。この日の夜には熊田町長のほか、伊藤 克嘉・新十津川町商工会会長、小林 透副町長、寺田 佳正・総務課長、坂本 剛・産業振興課主幹ら町幹部と交流。こふれ21の顧問である太田好紀五條市長も翌日に控えた新十津川町との公務に間に合うよう前夜入りし、共に親睦を深めた。太田顧問を除いた一行は12日、「当セン地展望台」で新十津川町の広大な風景を観賞しながら、同展望台の名前の由来などの説明を受けました。そして「新十津川物語記念館」では、五條市出身の作家、故・川村たかし氏の『新十津川物語』のドラマの撮影風景や、原作者ゆかりの品物などの資料にふれた。最終日は「札幌市アイヌ文化交流センター」を訪れ、アイヌの伝統衣装や民具、動画で儀式の様子などを観賞。さらには伝統衣装を実際に着て体験するなどをして、アイヌの歴史や文化に理解を深めた。

 

 

戻る