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後援会KOUENKAI

2023年 新年あいさつ「年頭所感(中企連ハロー掲載)」

謹賀新年! 先ず、すべての皆様の御健勝を御祈念申し上げます。コロナ禍のパンデミック、医療危機の懸念が続き悔しい思いです。国連提唱のSDGs「みんな幸福になろう」の世界和栄も、ロシアのウクライナ侵攻などによって壊されています。昨年は水平社創立百周年を迎えました。原点は「人間性の原理に覚醒し、人類最高の完成に向かって突進す」です。心底からのこの願求に逆行する新年の世情を寿ぐ気分になれないのが残念至極です。新年、干支の縁起に頼って、「好運を掴みたい」、そんな願いを皆んなが抱いています。2023年の干支は「癸卯」(みずのとう)です。卯(うさぎ)は、穏やかで温厚な性質から、まずは「家内安全」、跳躍する姿から「飛躍」、「向上」を象徴する動物として親しまれてきました。株式市場においては、縁起の良い年として知られています。然し、「兎と亀」の駆けっこ話には、油断禁物、怠惰や他者蔑視は罷(まか)りならんの訓話などもあります。

国の政治にも関心が及びます。昨年、奈良市内での悲惨時。安倍晋三元首相が殺害されました。憤怒に耐えません。尊厳されるべき生命を奪うことは、断じて許せません。私も永く地方政治に参画させて頂きました。全国都道府県議会議員約2,700名中の最年長者として、米寿の高齢者叙勲を受賞賜り、誠に好運人生です。改めて感謝を申し上げます。この際、若いパワー、フレッシュエネルギーにバトンタッチをと願った次第です。多くの皆様、支援友誼の仲間からの熱い心を享けて、川口信君(孫・33歳)が、今日的課題を心得て頑張る決意を込めました。少子高齢化、格差をはじめ経済、環境、福祉、教育、観光等に奈良県のポテンシャルを発掘し、私のモットー「人権、人情、信頼の輪」を継承すると誓っています。私は頼もしく感じている次第です。皆様の期待を背負うであろうとじています。

合わせて、私が昨年、荒井知事に提案し、実現しました「奈良県美しい南部・東部地域を県と市町村が協働して振興を図る条例」の具体的な政策を強めることに、精一杯継承し、県政主要課題として取り組むことに期待しています。

一方、七転八起の経済構造の改革に向かう県内の中小企業・小規模事業者へ目を向ければ、急激な円安や原材料価格の高騰で経営は圧迫されています。「物価高倒産」を危惧する昨今の状況を痛感し、政府・与党が中小企業の法人税率を引き下げる特例措置を、期限切れの今年三月から二年間延長する措置を取ったことに対して、賛意を持ちました。

社会はデジタル化へと突き進んでおります。また、課題は多様ですが、私は経済社会の道筋をつけていくべしと願っています。なお、人間の尊厳「人間性の原理」に想いが重なります。モラルとルール「自由と民主」の概念、世界と地域「グローバルとローカリズム」労苦の糧「歴史と展望」。究極は「人の心にあり」を識(し)ること、「来た道、行く道」を次世代に伝えながら、とりわけ奈良県の均衡発展の要、南和の振興を基軸に政治参加の意義を、今年も厚顔長寿で邁進の気合いで求め続けます。すべての皆様に重ねて「感謝」を申し上げ、新年のごあいさつと致します。

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